欧州委員会(ECHA)がRoHS指令の対象物質に「テトラブロモビスフェノール(TBBP-A)」と「中鎖塩素化パラフィン(MCCP)」の2物質を追加する提案を正式にアナウンスしました。
ECHAでの正式採択は、2022年の第4 四半期となる見込みです。
これまでの議論で下表に示す7つの物質(物質群)が追加候補に挙がっていましたが、その内の2つが正式に追加提案された形です。
残り5つの物質については、現段階では追加の推奨はありません。
これらの物質について第三者検査機関による分析が必要な方はご相談ください。
弊社より、国際試験所規格「ISO17025」を有するグローバル試験・認証機関を業界最安値クラスでご案内可能です。
表 RoHS指令対象物質への追加候補物質(物質群)
物質名称 | 追加議論における状態 |
テトラブロモビスフェノール(TBBP-A) | 追加提案の正式発表 |
中鎖塩素化パラフィン(MCCP) | 追加提案の正式発表 |
ベリリウムとその化合物 | 現時点で追加推奨無し(2022年6月1日) |
二塩化コバルト、硫酸コバルト、ジニトレートコバルト、炭酸コバルト及びジ(アセテート)コバルト | 現時点で追加推奨無し(2022年6月1日) |
3酸化2アンチモン(ATO、難燃剤) | 現時点で追加推奨無し(2022年6月1日) |
燐化インジウム(InP) | 現時点で追加推奨無し(2022年6月1日) |
硫酸ニッケル及びスルファミン酸ニッケル | 現時点で追加推奨無し(2022年6月1日) |
この記事へのコメントはありません。